象徴的な現実について
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今回の投稿のきっかけになったのは先日、ネットで見つけたアルトゥロ・ソサ氏という方とのインタビューです。アルトゥロ・ソサ氏はイエズス会の総長で務めている方です。ちなみに、イエズス会は16世紀に聖イグナチオ・デ・ロヨラらが創立したカトリック教会の修道会です。
そのインタビューは2019年にイタリアのある雑誌で掲載されたもので、 インタビューの中、ソサ総長は特に悪魔またはサタンのことについて語っていました。
彼によると、悪魔は象徴的な現実として存在するとのことです。聖書の中に悪魔が堕天使として描かれますが、ソサ総長の意見によれば、悪魔は人間を誘惑する堕天使ではないそうで、悪の象徴として存在するそうです。
正直に言うと、そのインタビューの中に最も気になったことが象徴的な現実という言葉です。以前、その言葉を聞いたことなかったので、ネットで色々調べてみて、その調べた情報をもとに今回の投稿を書きます。
「象徴的な現実」とは、単に物理的な現実や客観的現実とは異なる次元の現実概念であり、象徴的体験において成立する独自の現実を指します。
この概念は、想像的現実や客観的現実を包含しつつ、それらを超えた高次の現実であるとされます。
たとえば、子どもの発達過程でも、父親が現実の父でありながら怪獣のような象徴的存在としても感じられるように、物理的な存在と象徴的イメージが重なり合っています。
このように象徴的現実は、個々の体験や象徴の価値が反映される独立した現実として捉えられるのです。
象徴は個人の内面世界や社会的秩序に深く関わり、現実の感覚を形作る重要な要素です。
要するに、「象徴的な現実」とは、私たちが経験し、意味づけを行う象徴の世界から生まれる現実であり、これは単なる物理的な現実とは異なるが、個々の認識や心理に非常に強い現実性を持つものです。
したがって、象徴的な現実を理解することは、物理的事象を超えた人間の精神的、文化的な経験を深く探求することにつながります。
長文になってしまい申し訳ありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
イエズス会の総長であるアルトゥーロ・ソーサ師とのインタビュー(英語):
https://www.catholicnewsagency.com/news/42075/jesuit-superior-general-satan-is-a-symbolic-reality
