Netflixオリジナル「恋愛とセックス 第4回 ベルリン」 映画感想23
Netflixドキュメンタリー「恋愛とセックス」をみています。
CNNの看板記者であるイラン出身のクリスチャン・アマンプールが6つの国際都市を訪れ、男女の恋愛・セックス事情に切り込みます。
第4回は「ベルリン」です。
過去2回のインドのデリー・レバノンのベイルートから一転、解放的で大胆な恋愛とセックスを享受する街・ベルリンを突撃します。
ベルリンの若者は度を超えて大胆
ベルリンは歓楽街の中心地です。1920年代にはキャバレーが大流行するなど、歴史的にも欲望の解放に大胆であることで知られています。
番組の中では、若者女性2人がTinderでデートの相手を探し、12時間でどれだけsexできるかに挑戦しているシーンを撮影しています。「積極的になることで女性としての自由を感じる」と主張します。結果、5人行ってました笑 ドイツだけじゃなくて日本でも行われていることですかね。
ドイツ人は、性に対する探究心も高い
ドイツでは、世界初のセックス研究所が1919年に創設されました。ヒトラーによって焼き払われてしまいますが。
FKKという裸で過ごす男女の集団が東側に存在します。共産主義に対抗するためのささやかな反抗だったそうです。Netflixではモザイクなしで全身が映し出されていましたw
彼らは、これは性的なアピールではなく、自分の身体を好きになるということで、心の自由を感じることに繋がると主張しています。服で表現することで自分を好きになる人もいれば、服から自由になることで自分を愛することもできるのですね。
ドイツの人の誠実さと急進的な考え方で、自由を享受できるようになったシリア人女性
番組の中では、アフガニスタン出身の女優や、ドイツ人男性と結婚したシリア人女性が紹介されます。近年、ドイツにも多くの難民が住むようになりました。
彼女たちは、祖国との違いに当初戸惑いながらも、異なる考え方を受け入れ、ここで獲得した自由と愛を幸せに享受しています。愛やセックスについて語ることがタブーとなっていた祖国とは異なり、性や恋愛を、より密に繋がるためのコミュニケーションとして捉えるドイツの考え方が女性を解放している様子を伝えて締めくくられます。
ベルリン、なんとなく堅苦しそうなイメージがありましたが、なかなかオープンな街で、またそれがドイツ人の特徴でもある緻密さと規律も合わさり、素敵な街に感じました。