一般ピーポーのためのICO戦略
こんにちは。ICOは一般ピーポーには利益を出しにくい構造になっているという記事を前に書きました。
ですが、一般ピーポーでもICOを調べる上である点に気をつければ、利益を出すことができます。地味ですが大事な基本的なことです。
それは、需要です。
トークンの価格が上がるためには、トークンを買いたいという需要が大きくなることが必要というのは感覚で分かりますよね。
需要というのは、当たり前ですが以下の式で表せます。
総需要=①需要を持つ人数×②一人当たりの需要量
【①需要を持つ人数について】
需要を持つ人の数について見ていきますが、その前に簡単なクイズです。
Q1. 日本の人口と世界の人口はどちらが多いでしょうか?Q2. 世界の公用語は何語でしょうか?Q3. 最近買った通貨は何語の情報で調べましたか?
どれも簡単なクイズですが、ここに投資に勝つためのヒントがあります。答え合わせをしてみましょう。
A1. 世界の人口(日本の約70倍)A2. 英語A3. 日本語だけ、と答えた方はちょっとマズいです。
A1とA2は合ってた方も、A3で日本語だけと答えた方けっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。
日本で需要を持つ人数と、世界で需要を持つ人数は当然世界の方が多いに決まっていますよね。そして、世界の公用語は英語です。つまり、日本語でおすすめされているICO案件より、英語ですおすすめされているICO案件の方が需要を持つ人数が多いのです。
みなさんの中には、ツイッターなどでICOに関する日本語の情報だけを見て投資されている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、論理的には完全に不利な方法を取っているとしか言えません。
なぜなら、英語で情報を調べた方が需要を持つ人数が多い通貨を探すことができるからです。でも英語が苦手なんだよ!という方には、最近ではGoogle翻訳がついています。けっこうちゃんと訳してくれます。
それでも英語はちょっと、、という方は、調べたい通貨をツイッターなどで検索して、日本語のツイートばかりで英語のツイートがほとんどないものは、危ないと思った方が良いでしょう。
特に、一部の日本人インフルエンサーだけが煽っている通貨は危ないものがあったりします(笑)なので、ICO案件を調べる時には、日本語に加えて必ず英語でも調べるということが大事になってきます。
その上で、世界が注目している案件に目をつけるのが、勝つ秘訣です。
【②一人当たりの需要量】
一人が買いたいと思うトークンの量です。要するに、どれくらい欲しい!と思わせるプロジェクトなのかがこれを決定します。
見るべきポイント❶
プロジェクトのカテゴリー
そのトークンを持っておけば後々絶対に価値が上がるという期待を持たせるようなプロジェクトなら、需要量は多くなります。
ここで言う、「価値が上がる期待」というのはあくまでも日本人でなく、「世界の人の」期待を指します。日本で人気のカテゴリーでも、世界の人に人気のないカテゴリーなら需要量は少なくなってしまいます。
例えるなら、日本では野球の人気はサッカーよりありますよね。プロ野球は放映されても、サッカーを見るのはワールドカップぐらいという方は多いのではないでしょうか。しかし、これは世界的に見ると逆転します。確かにアメリカでは野球は盛んですが、他の多くの国ではサッカーの方が人気があります。仮に、野球のトークンとサッカーのトークンがあるなら、日本で人気の野球トークンよりも世界で人気のサッカートークンを買った方が利益が見込めるでしょう。
では、世界で何のカテゴリーが人気があるかと言いますと、インフラ系、スケーラビリティ解決系の二つが挙げられます。
見るべきポイント❷
競合プロジェクトの時価総額
時価総額というのは、以下の式で表わされます。
時価総額=トークン数量×トークン価格
競合プロジェクトの時価総額が高ければ、それと同じくらいの時価総額に届くポテンシャルがあるのでは?ということで、値上がりの期待が高まります。
見るべきポイント❸
インフルエンサーの存在
仮想通貨の世界では、インフルエンサーの影響力というのがとにかく強いです。あのインフルエンサーが言ってるんだから間違いないだろう!と思って良く調べないで通貨を買ってしまう人もいます。
それが本当に信頼できるインフルエンサーなら良いですが、悪い方に転ぶこともあります。どちらにせよ、強力なインフルエンサーがいると値上がりの期待ができます。
さて、今まで①需要を持つ人数と②一人当たり需要量まで見てきました。勝てるICOは、①需要を持つ人数と②一人当たり需要量が多い案件です。
よし、分かったと。今まで書かれたことに気をつけてICOを調べようと思われた方もいると思います。しかし、これだけではダメなんです。これにさらにチェックするポイントを加える必要があります。
それは、ICOでの調達額です。
【ICO調達額】
①需要を持つ人数と②一人当たり需要量が多い案件を見つけたとします。この①と②を掛け合わせた総需要はどうやって満たされるのでしょうか?
総需要は、下の式で表わされます。
(X式) 総需要=ICO調達額+上場後調達額
当たり前ですが、こうなります。需要は、ICOで購入された分と上場後に購入された分の和になります。
ここで大事なのは、ICO時にはどんなに需要があっても価格は据え置きということです。これは、ICO価格が決まっていて同じ価格でみんなが買うわけですからそうなります。需要の量に合わせて価格が変動するのは上場後なのです。
ということは、ICO価格からの価格上昇による利益を得たいならば、上場後に需要が大きいトークンを買うべきなのです。
ここでX式を見てみましょう。左辺の総需要は一定とすると、上場後調達額(上場後の需要)が大きいならば、必然的にICO調達額が小さくなければいけませんよね?
簡単な数値をX式に代入してみればすぐに分かります。
復習
(X式) 総需要=ICO調達額+上場後調達額
あるICO案件は、総需要が10あるとします。ここで二パターンを考えてみます。
A)ICOでたくさん調達する方針なので、ICO調達額を9に設定B)ICOではあまり調達しない方針なので、ICO調達額を1に設定*ICO価格はどちらも同じとします。
A)の場合10(総需要)=9(ICO調達額)+1(上場後調達額)B)の場合10(総需要)=1(ICO調達額)+9(上場後調達額)
さて、問題です。AパターンとBパターンではどちらの方が上場後の価格上昇を期待できるでしょうか?
答えは、、、もちろんBですね。
上場後の需要を比較すると、Bの方がAの9倍ありますから、それだけ需要が大きく価格上昇が見込めます。要するに、ICO調達額の少ないトークンの方が価格上昇が見込めるんですね。
以上のことをまとめます。
勝てるICOを探すポイント
(1)英語で情報を調べる
(2)需要の観点から見る(カテゴリー、インフルエンサーなど)
(3)ICO調達額の少ないものを狙う
この三つを念頭に置いてICOをリサーチしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、こういった話は適格投資家のRYUさんの情報で知ったので、こちらもご参照ください。RYUさん Twitterアカウント
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