Let's compare "tulip bubble" and " crypto currency"【BTC】今話題の「チューリップ・バブル」と「暗号通貨」を比較してみよう☆彡(1)

in #japanese7 years ago (edited)


こんばんは! にらたま(@jyImbQ93)です。


前回投稿した通り、これから3回に分けて、

「暗号通貨」「チューリップ・バブル」「ドットコム・バブル」について比較してみます。

第1回目の今回は、「チューリップ・バブル」と「暗号通貨」の比較についてです。


JPモルガンCEOのJamie Dimon氏が、「BTCは詐欺だ!」「BTCはチューリップ・バブルよりもひどい!」と発言したことが話題になりました。

そこで、「そもそもチューリップ・バブルとは何だろう?」ということで調べてみました。



■「チューリップ・バブル」とは?■


チューリップ・バブルは、中世オランダで起きた世界初のバブル事例です。

1634年にスタートし、1637年にバブル崩壊となりました。

(日本で言えば江戸時代初期の出来事です。)


この時の投資対象は「チューリップの球根」


「チューリップの球根には価値がある。高値で売れる。」という噂・話題から、買いが買いを呼ぶ状況になり、球根の値段がみるみると上昇。


「ゴールド」よりも高い値段が付く状況に。


そんな状態が数年間続き、1637年のある時、いつものように球根を売ろうとすると、これまでのように売れなくなり、その話が広まって、売りが売りを呼ぶパニック状態に。


バブル崩壊です。

最終的には、最高値の100分の1まで暴落したそうです。


簡単に説明するとこんな感じです。

詳しい内容は、専門的なサイトがたくさんあるので、調べてみてください(*´ω`)



■チューリップ・バブルのチャート■

だいぶ昔の話なので、正確な「チャート」は残っていない様ですが、学者さんが色々と調べて再現したチャートがこちらです。




■BTC・仮想通貨と比較■

では、チューリップ・バブルとBTCを比較してみます。


(1)投資対象

チューリップの球根。

電子コイン。


(2)数量

球根:無限。

BTC:発行量が決まっている。

※ただし、仮想通貨全体で見た場合は、新しいコインが誕生するたびに総量は増えるので、無限とも言える。BCHしかり。


(3)参加者数

球根:オランダ国内。

BTC:世界中。(現状は世界人口の1%程度と言われている。)


(4)原価

球根:球根の値段(もともとの適正価格というものが存在していた。)

BTC:適正価格は今のところ不明。強いて言うなれば、マイニングに掛かる電気代?


(5)投資対象物の価値・可能性

球根:キレイな花が咲く。貴族のステータス的な価値。

BTC:疲弊・腐敗した既存の「貨幣制度」の代替貨幣になり得る可能性を秘めている。



■球根とBTCは同じ?それとも違う?■

上記(1)~(5)を比較して考えてみました。


(2)「数量」は、仮想通貨全体で考えるとどちらも「無限」と言えると思うので、同類。


(3)「参加人数」は大きく異なると思います。

チューリップ・バブルは中世です。

インターネットも自動車も存在しない時代です。

ゆえに、その範囲はオランダ国内・イチ地域にとどまり、現在と比較すると、非常に狭い地域・非常に少ない人数に限られた状況です。

一方、BTCは、インターネット等がある現代において世界中で売買が可能であり、また、使用(決済)も世界中どこでも行えます。


(4)この「原価」が、球根・BTCの価格を決めるために一番キモになる部分です。

球根に関しては、バブル以前から適正価格(通常取引されていた値段)が存在していました。

一方、BTCは初めて生まれたものであり、既存の法定通貨(USD・JPY・EURO)に当てはめて適正価格を求めることは、現状困難と言えます。

強いて言うのであれば、マイニングに掛かる電気代がそれに相応するのでしょうが、現状、具体的な価格は分かっていませんね。


(5)「価値」もまた、球根とBTCでは異なると思います。

当時、「球根」は非常に魅力的な物だったと思いますが、所詮、その他の植物・花・果物と全く変わりません。

しいて言うならば、「とてもキレイ」という価値くらいです。

当時としては「キレイ」という価値も魅力的だったでしょうが、「キレイ」はそれ以前からあった価値ですので、そのような昔からもともとある「価値」に、急に異常な値段が付くことは、冷静に考えるとナンセンスです。

一方、BTCは、ブロックチェーンという新しい技術・テクノロジーから生まれたコインです。

これまで当たり前のように存在していたモノではなく、新しく生まれたモノです。

かつ、既存の疲弊した貨幣制度に取って代わるものになり得る可能性も秘めています。



このように比較してみると、

「BTC・仮想通貨」は、「チューリップの球根」とは取り巻く環境も中身も異なり、「チューリップ・バブル」と比較することは適切ではないと思います。


もちろん、BTCも最後は「バブル」まで行き、「バブル崩壊」となるでしょう。

しかし、チューリップ・バブルとは「中身」が違い過ぎますね。

ですので、「BTCバブル」を過去の「バブル」と比較したい場合は、チューリップ・バブルではなく、違うバブルを参考にするべきだと思います。


そこで次回は、2000年前後に発生した「ドットコム・バブル」(ITバブル)とBTCを比較してみたいと思います。


Bye-bye(^_-)-☆


  ■Next post■

 ◎Is the crypto-currency "tulip bubble"? or "dot com bubble"?【BTC】暗号通貨は「チューリップ・バブル」? それとも、「ドットコム・バブル」?

 ◎What is the reason why the rising trend is not lost?【BTC】上昇トレンドが崩れていない理由とは?【2017/09/24】


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はじめまして!フォローさせていただきました。
私は、まだ仮想通貨のバブルは来ていないと思っています~

わたしも同感です(*´ω`)